
引き戸で仕切る、続き間
襖と障子は、開け放てばひと続き、閉めれば個室に。手前へ引く動作がなく、開けたままにもしておけます。
WORKS






構造=木造軸組/階数=平屋/設計=将来配慮(引き戸の続き間・畳と板の間の段差なし・浴室手すり)
平屋は、これからの暮らしを見据えた住まいです。階段がないというだけで、将来の安心が大きく変わります。そこにもう一歩、長く住み続けるための工夫を重ねました。
室内は、畳の間を引き戸で仕切る続き間の構成です。襖と障子は、開け放てばひと続きの広い空間になり、閉めれば個室になります。開き戸のように手前へ引く動作がなく、開けたままにしておけるのも引き戸の利点です。畳と板の間の境には、段差をつけていません。
畳の間は、床に近い暮らしに向いています。腰を下ろす、横になる、といった動作が自然にでき、万一転んでも硬い床より衝撃がやわらぎます。浴室は、浴槽の壁に手すりを付け、シャワーは高さを変えられるスライドバーにしました。
これらは、若いうちは気づきにくい配慮です。だからこそ、設計の段階で先回りしておく。「終の住処」という言葉に、平屋はよく似合います。
ご両親のことも考え、将来も安心して住み続けられる平屋にしたい、というご相談でした。年齢を重ねて足腰が弱っても、家の中で困らないようにしておきたい、とのことでした。
現地調査とヒアリングをもとに、畳の間を引き戸で仕切る続き間の構成をご提案しました。襖と障子は開け放てばひと続きになり、閉めれば個室になります。畳と板の間の境には段差をつけず、浴室には浴槽の壁に手すりを、シャワーには高さを変えられるスライドバーを付けています。施工中、引き戸の建て付けを現場で調整し、軽い力で開閉できることを確かめながら納まりを詰めました。お引き渡し後、「引き戸は開けたままにできるのがいい」と言っていただけました。

襖と障子は、開け放てばひと続き、閉めれば個室に。手前へ引く動作がなく、開けたままにもしておけます。

浴槽の壁に手すりを付け、シャワーは高さを変えられるスライドバーに。立ち座りの支えを先回りして用意しました。

「両親のことも考えてバリアフリーの平屋にしました。段差が少なく引き戸が多いので、これから先も安心して住めそうです。」(デモ)
平屋は、実際に立ってみないと分からないことの多い建て方です。いまの段階に合う入口をお選びください。